令和2年度 農林水産省補助事業
水産物のHACCP認定加速化支援事業
事業紹介
大日本水産会では、「HACCP認定加速化支援センター」の構成機関として令和2年農水省補助事業の「水産物のHACCP認定加速化支援事業」について取り組んでまいります。
水産物の輸出にあたっては輸出先相手国の求める要件を満たすことが必要であり、HACCPの実施が求められるケースが今後増加してゆくことが予想されます。そのため水産物の輸出拡大には、相手国の求めるHACCP基準を満たした水産加工施設の増加が必要とされております。
同事業では対EU、対米HACCP認定等の加速化を図ることを目的に、HACCP導入支援のため水産加工施設へ専門家を現地に派遣し指導を行うとともに、加工場関係者向けにHACCPに対する知識を広める機会として、各種研修会(HACCP講習会、一般的衛生管理講習会)を開催していきます。
水産加工業者を対象とした「一般的衛生管理講習会」の開催地公募のご案内
「一般的衛生管理講習会」において、加工業者の皆様を対象として水産加工場における衛生管理の基礎となる一般的衛生管理を中心に、HACCP導入に関連する事項についても講義いたします。つきましては、本会では本講習会の開催をご希望される団体を募集しております。
募集要領【一般的衛生管理講習会】
- 開催予定時期:2021年3月まで
- 講習会:現地にて開催
※開催場所(講師派遣場所)のご希望が多数の場合は、事業の趣旨を優先するために事務局で調整させていただきますので、ご了承ください。 - 対象者:水産加工場関係者
- 内容:水産加工場における一般的衛生管理(要請があればHACCPの概念も併せて説明)
- 時間:半日程度
- 講師:一般社団法人大日本水産会 登録専門家
- 費用負担:講習会開催に係る必要な経費(会場借料、講師謝金等)は、本会が負担します(定額)。
ただし、飲食等につきましては補助対象外です。 - その他:申込者(講習会開催希望者)は、地方公共団体、加工団体とします。申込者には講習会開催の周知、受講者の募集取りまとめ、会場選定、実施報告書の提出(アンケートの取りまとめを含む)等の実施に関わるご協力をお願い致します。なお、ご不明な点がありましたら下記までお問い合わせ下さい。
- 応募方法:「講習会申込票」に必要事項をご記入の上、本会品質管理課(FAX:03-3582-2337)までお申込み下さい。
「HACCP講習会(3日間コース)」の開催地公募のご案内
「HACCP講習会(3日間コース)」ではHACCPの普及・導入の推進のため、水産加工業者、水産関係団体および行政関係者等の皆様を対象にFDA/HACCPを基本とした講習会を実施致します。
つきましては、大日本水産会では当会主催の「HACCP講習会(3日間コース)」の地方開催地の公募を行い、本会と共に現地での講習会開催にご協力頂ける団体を募集致します。
募集要領【HACCP講習会(3日間コース)】
- 開催予定時期:2021年3月まで
- 開催場所:現地にて開催
※開催場所のご希望が多数の場合は、事業の趣旨を優先するために事務局で調整させていただきますので、ご了承ください。本年度、すでに開催が決定している地域もございますので「講習会予定」にてご確認ください。 - 対象者:水産加工業者、水産関係団体及び行政関係者等
- 内容:FDA/HACCPを基本とした3日間の講習会で、FDA/HACCPに準拠して作成したカリキュラムに基づいて行い、7原則12手順を踏まえて、受講者が実際にハザード分析からHACCPプランの作成まで行う座学・グループ形式の演習。
- 期間:3日間
- 講師:一般社団法人 大日本水産会登録専門家
- 費用負担:HACCP講習会開催に係る必要な経費(会場借料、講師謝金等)は、当会が負担します(定額)。
ただし、飲食等につきましては補助対象外です。 - その他:申込者(講習会開催希望者)は、地方公共団体、加工団体とします。申込者の方には講習会開催の周知、会場選定等の開催にかかるご協力をお願い致します。なお、ご不明な点がありましたら下記までお問い合わせ下さい。
- 応募方法:「講習会申込書」に必要事項をご記入し、品質管理課までご連絡ください。(FAX 03-3582-2337)
加工業者を対象とした「HACCP現地指導」に係るご案内
「加工業者を対象とした現地指導」では、衛生管理レベルの向上やHACCP導入を目指す水産加工業者を対象に、品質・衛生管理の専門家を現地に派遣し、品質・衛生管理方法のアドバイスや指導を行うとともに、施設、設備などに関しては、水産庁HACCP対応のための施設改修支援事業やHACCP支援法などの公的支援制度の活用も視野に入れた現実的な指導を実施します。
応募要領
- 開催予定時期:2021年3月まで
- 現地指導派遣地域:国内全域
- 対象者及び指導回数:水産加工場(1加工場当たり5回まで。)
- 現地指導の概要
①「EU・HACCP」「大水HACCP(対米向け)」などHACCP導入に向けた指導(コンサル)
・専門家による進捗状況の把握及び指導
②一般的衛生管理の向上を目的とした指導(コンサル)
・専門家による進捗状況の把握及び指導
③現地指導に係る分析試験
・専門家による指導のもと、EU・HACCPにおける衛生検査、大水HACCP(対米向け)構築に必要な製品検査等の実施 - 指導専門家:一般社団法人大日本水産会 登録専門家
- 費用
①専門家の派遣に必要な経費(専門家手当¥100,000/日及び旅費等)の1/2
②分析費用の1/2
*本年度は予算に限りがありますので予めご承知ください - 応募方法:「現地指導申込票」に必要事項をご記入の上、本会品質管理課(FAX:03-3582-2337)までお申込み下さい。